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若い人を呼べる喫茶店を開業するためには
一昨年こちらの記事で、日本でもマイクロ・ブリュー・コーヒーのブームがくるのでは?と書きましたが、本当にマイクロ・ブリュー・コーヒーのブームの先駆者であるブルーボトルコーヒーが日本一号店を開店し、おおきな話題となっていましたね。
昭和な人間にとって、一杯一杯丁寧に淹れてもらうコーヒーは喫茶店の当たり前の姿ですが、若い人たちにとっては、その味、パフォーマンス共に「新しい」ものなのです。彼らは最近大人になったばかりですので、そのときにはすでにコーヒー言えばスターバックスやドトールなどのチェー店があり、コーヒーを飲むのはチェーン店というのが当たり前の構図となっているのが、統計からもはじき出されています。
若い人はチェーン店派 vs 中年は個店派
調査会社のマクロミルが喫茶店の利用についておこなった調査で、「チェーン店と個店のどちらを利用するか」を1000人の人に聞いたところ、(まったく利用しない人は対象外)「チェーン店のみ」「ほとんどチェーン店」「チェーン店中心」というチェーン店派は全体の79.4%、各世代の6〜9割を占めていました。
チェーン店派が最も多かったのは、20代女性で91.9%、個店派が多かったのが60代男性で41.7%となったそうです。
数字にもきっちりと世代のギャップが生まれていておもしろい調査ですが、この調査で、これから喫茶店を開業される方に参考になるかもしれない項目がありました。
分煙が重要
この調査では、他にも店選びの重視するところを聞いています。上位3つが、料金(41.0%)、飲み物の味(40.7%)そして分煙(26.2%)となりました。
チェーン店派の割合が個店派の割合を大きく上回った項目は「分煙」で、16.4%もの差があったようです。
ここからわかるように、今後喫茶店を開店するのであれば、分煙はかなり重要な項目になります。
今後ますます若い人たちにも一杯一杯入れた美味しいコーヒーの味が浸透していき、個店の喫茶店が受け入れられる可能性がでてきているのに、今までの通り、喫煙可能のお店を開店するということは、今後増えるかもしれない若い喫茶店利用者を遠ざける可能性があるかもしれません。
これから喫茶店を開業するのであれば、完全禁煙にする、もしくは分煙をきっちりと行うことが必要でしょう。
これからの喫茶店の姿
この調査では、他にも喫茶店で一回に支払ってもよい金額を聞いていました。この結果で出た結果からでた平均金額は、チェーン店派は651円、個店派は757円という数字がはじき出されていました。
おそらくこの数字はコーヒーだけでなく、ケーキやサイドメニューを含めてオーダーしてもよい金額だと推測されますので、コーヒーの自体としては、チェーン店で350円前後、個店で450円前後かと考えられます。
前出のブルーボトルコーヒーはチェーン店ですが、内容は個店とカテゴライズできると考えられるので、ブレンドコーヒーの450円という値段はかなり妥当な金額なのでしょう。
多少高くても美味しいコーヒーならお金は払う、そんな傾向が読み取れます。
あなたのお店も、ぜひ豆、焙煎方法にこだわった美味しいコーヒーを提供して、妥当な金額で健全な経営を行ってください。
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