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メニューの決定/取引業者、仕入先の選定
メニューの作成について
喫茶店開業前に、喫茶店で提供するドリンク/料理のメニューを作成しましょう。ちなみに、喫茶店ではドリンクと軽食が主なメニューになります。
どこにでもあるような、ありふれたメニューを作っても、お店は流行りません。
残念ながら多くの喫茶店が、家庭料理程度のレベルの味の軽食・ランチを提供しており、そのようなレベルでは、他の洋食店/和食店/レストランチェーン店/お弁当屋/コンビニなどに太刀打ちできません。
あなたはプロとして、
「美味しく」「特徴」のあるメニュー作りに努力してください。
まず、ドリンクですが、、、
喫茶店にとって、コーヒーは生命線だと言っても良いぐらい重要です。
多くの方が、喫茶店でコーヒーを注文することになりますので、決して、手を抜かないでください。
コーヒーが美味しい喫茶店は流行りやすいので、地域No.1だと言えるほど、美味しいコーヒーを提供できるように、絶対に「コーヒーの味」には、こだわって欲しいです。
(コーヒー以外に、圧倒的に美味しいフルーツジュースや紅茶などを提供でき、魅力的なドリンクを提供できる場合は、コーヒーに徹底的にこだわる必要はありません。)
もちろん、ホットだけでなく、アイスコーヒーについても、こだわって欲しいです。
どこにでもあるような業務用のアイスコーヒーや簡単に作れるアイスコーヒーを提供するようでは、あなたのお店では「付加価値」を提供できません。
質の高い豆を使い、丁寧に抽出したアイスコーヒーを提供するなど、アイスコーヒーについても、こだわってください。
コーヒー以外のドリンクについても、パックから出して入れるようなドリンクばかりを提供して、手を抜かないでください。
どこにでもあるようなグレープフルーツジュースやミルク、アイスティーなどを、パックからそのまま入れるのは、論外です。
たくさんのお客さまにご来店頂きたいなら、自家製のフルーツジュースを提供する、牛乳は特別に美味しいお店から仕入れるなど、「付加価値」の高い、お店作りをしてください。
また、軽食・モーニング・ランチ等の料理についても、決して、手を抜かないでください。
・モーニングは普通の食パンとゆで卵とサラダ
・軽食はどこにでもあるようなカレー、サンドイッチ、スパゲティ(レトルトや缶詰)
このように、家庭でも作ることができるほどの味であれば、喫茶店としては、成功から程遠いです。
喫茶店を開業するというのは、飲食業界のプロであるということです。
プロであるかぎりは、主婦と同等のレベルの料理を提供するなんてことはあってはなりません。
「提供する料理はプロのお店らしいもの」
にしてください。
たとえば、、、
「あそこの喫茶店はサンドイッチが格別に美味しい!
たまごサンドの卵がとても新鮮だし、パンがかなり美味しい!」
「カレーはコクがあって、やみつきになってしまう。毎日でも食べたい!」
「ランチの唐揚げは若鶏の肉を使っていて、柔らかくてとても美味しい。
ご飯も良い米を使っているようで、かなり美味しい!」
そう言われるほどに、他の飲食店/喫茶店を圧倒するほどに「美味しい」料理を提供しましょう。
それができれば、喫茶店は、高確率で流行るお店になります。
なお、喫茶店の原価率は、28〜30%程度になるようにメニューを作成してくださいね。
付加価値の高いメニューについては、料金がやや割高になっても、問題ありません。
本当に付加価値が高くて、お客さまが満足するメニューであれば、少々高くても、お客さまは注文してくださりますので、喫茶店は流行ります。
また、メニュー表を作成する際については、こんなメニューは絶対にやめてくださいね
・アイスコーヒー 380円
・アイスラテ 400円
・グレープフルーツジュース 380円
単にドリンク/料理のメニュー名だけでは、魅力が伝わりません。
たとえば、、、
・アイスコーヒー
日本一おいしいアイスコーヒーを提供するために、全国を歩いて見つけた厳選の豆を使い、「美味しさ」と「愛情」を込めています。
たっぷり時間をかけた水出しコーヒの「コクの深さと心地よい苦味」を味わってください。
忘れられない思い出の珈琲になるでしょう。
このような説明文を書くことで、お客さまは魅力を感じ注文をしていただけるようになります。
ただし、説明文については絶対に真実の内容を書くようにしてください。(過剰に期待させて、がっかりさせてはいけません。)
一品一品、どのメニューの説明も手を抜かずに、あなたの思いを説明文として記載するようにしてください。
仕入れ業者について
食材などの取引業者・仕入業者については、あなたのポリシーに合った業者を選ぶようにしましょう。料金や支払い条件が良いというだけで決めてはいけません。
「良い品をリーズナブルな価格で提供をしていただき、また、あなたと良好な関係を築くことができそうな業者と付き合うようにしましょう。」
最近では、インターネットでも業者を探すことができますし、市場や業務用の専門店などが近くにあるなら、そのようなお店から仕入れることも可能です。
インターネットでは、下記のMマートというサイトは人気があるようです。
以上、メニュー/仕入れ業者に関する解説でした。
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