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喫茶店 開業予定店舗の決定
いよいよ実際のお店を探し、決定/契約する段階となりました。
店舗物件の選定はとても重要ですので、決して、手を抜かないでください。
多くの方が、個人でマンション/アパートを借りる際には、学校や会社の最寄りの不動産会社に聞いて、最終的に決定していますね。
ただし、喫茶店などの飲食店を開業する際は、不動産会社の勧めるままに、店舗の物件を決めてはいけません!!!
「だいたいの予算(家賃・保証金など)は決まっているけど、店舗の立地や物件については、よくわからないので、不動産業者に聞いて、決めるつもり・・・」
というような考えでは、決して、良い物件に出会えることはできないでしょう。
不動産業者が勧める物件というのは、不動産会社にとって都合の良い物件(手数料収入が多い、オーナーと仲が良い、契約が決まりやすい)であって、「顧客ターゲットが来店しやく、あなたの描く理想的な喫茶店」に適した物件であるわけではありません。
多くの喫茶店開業者が、不動産業者の言われるがままに契約をしてしまい、人通りが予想以上に少ないことで、期待した売上をあげることができずに、苦戦をしています。
店舗物件選びを失敗しないためにも、
店舗物件を選ぶ際には、下記のチェックポイントを必ず実施するようにしてください。
店舗物件を選定する際のポイント
◆立地について
- コンセプトを決定した際に、あなたが定めた顧客ターゲットになる方々に来ていただきやすい立地であるのか???
- 将来お客さまになっていただけそうな方々がお店の前をたくさん通っているか?
これらを必ずチェックするようにしましょう。
平日(午前、午後、夜間)・土日祝日の人の流れについても、自ら足を運んでチェックするようにしましょう。
地域によっては季節によって人通りが大きく変動する場合もありますので、季節やイベントによって人の流れが大きく変わる可能性があるのか、近隣の店舗や住民の皆様に直接聞くなどして確認するようにしてください。
◆お店について
あなたがターゲットにするお客さまが入りやすい、また、過ごしやすいお店なのか、あなたのコンセプトに合うかどうか、チェックをしましょう。
もちろん、厨房機器・設備・備品を置くことができるスペースや、接客がスムーズにできるのかも、必ず、チェックしてください。
喫茶店の客席数は1坪/1.5-2席程度が目安になります。 (たとえば、10坪の場合は、15席程度)事前に目標売上高を計算し、どれぐらいの客席数が必要になるのか?、を確認しておくようにしましょう。
お店の広さについては、実際に、たくさんの喫茶店に行って、自分の目で見て、確認しておくと、良いでしょう。
家賃については、物件の立地によって、かなり違います。
もちろん、家賃は高ければ高いほど、好物件になります。
ただ、家賃が高過ぎると、利益を出すことはかなり難しくなりますので、事前に設定した家賃の範囲内の物件に申し込みをしてください。
「少しぐらい高くても良い・・・。」
という考えで、安易に、予定よりも高い家賃の物件に申し込まないでくださいね。
家賃は出来る限り低くおさえるように努力してください!
なお、居抜き物件(以前に、喫茶店、または、他の飲食店として使われていた物件)であれば、一部の工事費用を省略できますので、開業費用を安く抑えることができます。
もし、あなたのイメージに合う居抜き物件であればお勧めしますが、コンセプトに合わない場合は、たとえ安く開業を出来るという良い条件であっても、居抜き物件を避けたほうが良いでしょう。
あくまでも、お店の選定は、「お店のコンセプト」に合ったお店を選んでくださいね。
店舗物件については、これらのポイントを最低限おさえてください。
では、次のページにて、店舗デザイン・内外装工事、厨房設備機器&備品の準備について解説をさせていただきます。
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