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かき氷ブーム 喫茶店・カフェでメニューに加える?
あなたのお店でかき氷、やっていますか?
2015年夏、連日35度を超える猛暑日を記録し観測史上最も暑い夏となりました。
そんな暑い日本で偶然か必然か、2015年夏はかき氷のいち大ブームが起こりました。一節によると、気温27度を越えるとアイスクリームがよく売れ、それを越えるとアイスクリームよりもかき氷のほうが売れるようになるのだそうです。 気温から考えても、2015年の夏はかき氷が売れる年だったのかもしれません。
そして、テレビ・雑誌では連日かき氷店がいくつも紹介され、暑い中多くのお店に行列ができていました。傾向として、いろいろなメディアをみているといくつかキーワードがありました。
天然氷のかき氷
天然氷とは、昔ながらの製法で、寒い冬の気温を利用して屋外でじっくりと作った氷で、日本にはわずか5件しか天然氷を作っている業者はなく、希少性の高い氷なのだそうです。
じっくりと時間をかけてつくられた氷は、くちどけが柔らかく、急いで食べても頭がキーンとならないのが特徴なのだそうです。
自家製シロップのかき氷
私達のかき氷のイメージは、お祭りの屋台で食べた人工的な赤や黄色のシロップのかき氷が真っ先にきますが、昨今の行列のできているかき氷を売るお店の多くは、自家製シロップを売りにしていました。
それも、高級な果物を贅沢につかったシロップや、京都の有名老舗店の抹茶や、和三盆を使った、手作り、かつオーガニックなイメージのもの多いようです。
氷自体がおいしいかき氷
普通の氷を削ってかき氷をつくるのではなく、ミルクそのものや、果汁そのものを削って、その上にそれに合うシロップをかけるという、手間のかかったものも登場してきています。きっかけは台湾でブームになった雪花冰だと思われます。
スイーツ系かき氷
ティラミス味、塩キャラメル味、グラノーラトッピングなど、これまでにはない変わり種のかき氷も登場しています。中には有名パティシエが監修とか、そもそもケーキ店なのにかき氷も始めました様な、もはやかき氷なのかスイーツなのかよくわからないジャンルのものが登場してきたのも今年の傾向でした。
いずれの目新しいかき氷にも言えることですが、かき氷なのに一杯の単価が高いのが特徴です。700円くらいから中には1000円を超えるかき氷もあります。お店にとっては、コーヒー一杯からと比べると格段に客単価が上がるキラーコンテンツになりえます。
2015年のブームが来年もくるのかは、その年の天候にもよりますので絶対とはいえませんが、地球温暖化で夏が益々暑くなっている今、このブームはしばらくつづきそうです。
来年に向けて、あなたのお店も上記のようなキーワードを盛り込んだ、うちにしか無い!というオリジナルかき氷を作ってみませんか?
2017年春追記:
かき氷ブームから早2年以上経ちますが、まだまだかき氷の人気は衰えてはいないようです。
東京には、かき氷で作ったケーキ、グラタンなどを売りにした人気店がありますが、冬でも行列されていて、季節関係なく、スイーツ系のかき氷は大人気です。
先日私もとある地方都市の観光地にある、スイーツ系のかき氷店を初春に訪れたのですが、まだ桜の季節でもないのに、2時間待ちと言われて、時間もなかったので残念ながらいただけませんでした。
そちらのかき氷店は、エスプーマという泡のようなムースのクリームをトッピングした、さっぱりというより、こってりとしたかき氷を出すお店でした。
冬でもこってりとしたアイスクリームは人気が高く、寒い季節のかき氷もその感覚で受け入れられているのでしょう。
あなたのお店でも、冬でも人気のかき氷を提供できれば、1年を通して出る人気メニューになるかもしれませんよ!
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