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コーヒー一杯の値段 値上げを考える

消費税が上がったり、ミルク、バターなどの乳製品の値上がり、そしてコーヒー豆自体の値上がりなど様々な要因が原価を押し上げています。
また、最近ではセルフのコーヒー店だけでなく、コンビニでも挽きたてのコーヒーがたったの100円で飲めるということもあり、どうしても値上げしたいけど厳しいと躊躇していらっしゃる喫茶店の店主も多いようです。

でも考えてみてください。あなたは今まで値上げをして潰れたお店をみたことがありますか?私はありません。それよりも価格を下げてしまってそれによって経営を圧迫してしまい、残念ながら潰れてしまった、、というお店は沢山みたことがあります。

コーヒー店ではありませんが、私がよく利用するレストランは、日替わりのランチが600円だったのが100円アップの700円になりました。700円でも安のですが、以前と比べると20%近い値上げです。しかし、私を含め常連さんは全く離れず、現在も大盛況です。それはなにより、常連さんはそこの値段だけではなく、味が良いから20%値段があがろうが関係なくそのお店に通うのです。おそらく800円になっても、900円になっても中身に満足しているので通い続けるとおもいます。

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飲食店は値段ではなく、まず「味」なんです。
そう、喫茶店も値段ではなく、コーヒーの味、そしてサービスが問われているのです。

世の中は値上げ値上げで家計を圧迫していると言われていますが、そもそもコーヒーの値段がが一杯数十円の差を気にする人はそもそもフルサービスの喫茶店でコーヒーを飲むことは少ないのではないのでしょうか?

お客さんはコンビニでもコーヒー飲んでいるみたいだとおもわれているようですが、それはお客さんはTPOに合わせてコーヒーを飲んでいるのです。
コーヒーが好きで日に何杯もコーヒーを飲む人が忙しい日中、食後にコーヒーを飲むこともあります。それが今までセルフのコーヒーだったのが、コンビニコーヒーに変えたということはあるかもしれません。それはセルフのお店にとっては脅威かもしれませんが、ゆっくりと美味しいコーヒーを楽しむフルサービスのお店には影響は少ないと思います。

それでもやはり値上げはお客さんのお財布のことを考えると、ちょっと、、と思われるのであれば考え方の発想を転換してみてください。
思い切って値上げをして、豆自体ももっとよいものにするとか、今までポーションだったミルクを本物の生クリームにするとか、よい器を使うとか、その値上げに理由をつけてみるのです。それだと値上げは容易ですし、お客様にとっても、その値上げは今までよりもよいサービスを受けることができるのですから、メリットにもなります。

少ない利益でしんどい経営をしているより、値上げをすることで順当な利益を得て、健全な経営をしているほうが、あなた自信にも余裕が生まれ、よりよいサービスを生むことができると考えます。

もしあなたのお店が値上げを躊躇しているのであれば、一度検討してみてはいかがでしょうか?

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